東京ゲームショウと聞くと、どんなイベントを思い浮かべるでしょうか。 「新しいゲームが発表される場所」「発売前のゲームを遊べる場所」そんなイメージを持つ人が多いと思います。
もちろん、それも東京ゲームショウの大きな魅力です。 しかし、2026年の東京ゲームショウを見ていると、少し違った変化も見えてきます。 それが、「これからゲームがどう作られるのか」まで展示されるようになったことです。
インディーゲームだけで292社
今回、特に目を引くのがインディーゲームです。 インディーゲームとは、大手ゲーム会社ではなく、比較的小さな会社や少人数のチーム、個人などが作るゲームのことです。 東京ゲームショウ2026では、インディーゲームだけで292社が出展しています。
これはかなり大きな数字です。 少し前までゲーム開発といえば、「大きな会社に入って、大勢のスタッフで作るもの」というイメージがありました。 ところが今は違います。 ゲームを作るためのソフトが使いやすくなり、素材や音楽などもインターネットで手に入るようになりました。
そのため、少人数でもゲームを作りやすくなっているのです。
AIによる影響は?
さらに大きな変化になりそうなのがAIです。 東京ゲームショウには「AIテクノロジーパビリオン」という専門エリアも用意されています。 では、ゲーム開発でAIを使うとはどういうことでしょうか。
例えば、「こんなキャラクターを作りたい」と文章で伝えて画像や3Dモデルの案を作ってもらう。
プログラムを書くときにAIに手伝ってもらう。 大量のテストをAIで効率よく進める。 こんな使い方が考えられます。 つまりAIがゲームそのものになるだけではありません。
「ゲームを作る人を助ける道具にもなっているのです」
これはインディーゲームとも深く関係しています。 今まで10人必要だった作業を、AIを使って5人でできるようになれば、小さな会社でも大きなゲームに挑戦できるかもしれません。
個人でゲームを作る人にもチャンスが広がります。
VRやARは遊び方まで変える
変化しているのは作り方だけではありません。
VRやARなどの技術によって、ゲームの遊び方も変わっています。
VRは、ゴーグルなどを使ってゲームの世界に入り込んだような体験ができる技術です。
ARは、現実の風景にゲームのキャラクターや情報を重ねる技術です。
これまでゲームといえば、「テレビやパソコンの画面を見るもの」でした。 しかし、これからは現実世界そのものがゲームの舞台になるかもしれません。 つまり、「ゲームとは何か」という常識まで変わり始めているということです。
ゲームを作れる人が増えていく
ここが今回の東京ゲームショウで特に面白いところだと思います。
AI、インディーゲーム、VRやAR、一見すると別々の話に見えます。
しかし、共通していることがあります。 それは、「ゲームを作る方法や、ゲームに関われる人の幅が広がっていること」です。 プログラムを書く人だけではありません。
絵を描く人、音楽を作る人、物語を考える人、面白いアイデアを考える人、そしてAIを上手に使える人、さまざまな人がゲーム開発に参加できるようになってきました。
東京ゲームショウで見るべきものが変わってきた
東京ゲームショウでは、どうしても有名ゲームの新作に注目してしまいます。
しかし、これからは少し違った見方をしても面白いと思います。
「次はどんなゲームが発売されるのか」だけではなく、「これからゲームは誰が、どうやって作るのか」を見るのです。
AIによって作り方が変わる。
インディーゲームによって作る人が増える。
VRやARによって遊び方まで変わる。
東京ゲームショウは、完成したゲームを見るだけの場所から、ゲームの未来そのものを見る場所へ変わりつつあるのかもしれません。


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