アメリカでは、すでに一般の人がWaymoの無人ロボタクシーに乗ることができます。
中国でもPony.aiなどが車両数を急速に増やしています。
では、日本ではどうでしょうか。
「スマートフォンで呼べば、運転手のいない車が迎えに来る」
そんな日は、まだかなり先なのでしょうか。
2026年現在の状況を見ると、もう10年先の未来という話ではありません。
早ければ今後数年のうちに、日本でも限定された地域から一般向けロボタクシーが始まる可能性があります。
Waymoはすでに東京を走っている

大きな動きの一つが、Waymoの日本進出です。 Waymoは、日本交通とタクシーアプリのGOと提携し、東京で自動運転配車サービスを導入する準備を進めています。
すでに港区、新宿区、渋谷区、千代田区などで車両を走らせ、東京の道路環境に合わせてシステムを調整しています。
ただし、2026年9月現在はまだ一般客向けのサービスではありません。
Waymoは東京を、今後サービス展開を目指す都市として位置付けています。
つまり、「日本進出を検討している」段階ではなく、「実際の道路で準備を進めている」段階に入っているのです。
なぜすぐに無人で走らせないのか?
サンフランシスコで走れるなら、そのまま東京でも走れそうに思えます。
しかし、実際はそう簡単ではありません。
東京には、狭い道路、自転車や歩行者、路上駐車、複雑な交差点、左側通行、独特な道路標識などがあります。 Waymoも、各都市の道路環境に合わせて自動運転技術を調整する必要があると説明しています。
つまり、アメリカで動いたシステムを、そのまま日本へ持ってくればいいわけではないのです。
日本でもレベル4はすでに始まっている
日本国内でも、自動運転は少しずつ営業運行に移っています。
たとえば茨城県日立市では、中型バスによるレベル4自動運転の営業運行が始まりました。
さらに千葉県柏市でも、一般道でレベル4自動運転による営業運行が始まっています。
ただし現在の日本では、決められたルートを走るバスやシャトル型が中心です。
Waymoのように、
アプリで呼ぶ
↓
無人車が迎えに来る
↓
好きな目的地まで移動する
というロボタクシーとは、まだ段階が違います。
日本も「実証」から「実用化」へ
政府も、自動運転を実験だけで終わらせる考えではありません。 国は、2027年度までに100か所以上で無人自動運転移動サービスを実現するという目標を掲げています。 さらに、車内に運転手がいない遠隔監視型の自動運転を広げる取り組みも進めています。
つまり日本でも、「自動運転ができるか試す」から、「どうすれば継続的なサービスとして運営できるか」という段階へ移りつつあります。
では、日本でロボタクシーに乗れるのはいつ?

ここが一番気になるところでしょう。
Waymoは現在、東京での一般向けサービス開始日を正式には発表していません。
そのため、具体的な開始時期を断言することはできません。
ただし現在の進み方を見ると、次のような流れは十分考えられます。
・2026〜2027年ごろ 東京などで走行試験や限定サービスを拡大
・2027〜2028年ごろ 一部エリア、一部利用者から一般向けロボタクシーが始まる可能性
・2028〜2030年ごろ 利用可能な地域や車両数が徐々に拡大
もちろん、これは確定した予定ではありません。
安全審査や法制度、事故時の責任、地域との調整によって前後する可能性があります。
それでも、Waymoがすでに東京を走り、日本でもレベル4の営業運行が始まっていることを考えると、
「まだ10年以上先」ではなく、「数年以内に動きが出ても不思議ではない」ところまで来ています。
最初から東京中を走るわけではない

ロボタクシーが始まったとしても、最初から東京都内どこへでも行けるとは考えにくいでしょう。
まずは、
・走行しやすい地域
・十分なデータが集まった地域
・遠隔監視しやすい地域
などから始まり、少しずつ範囲を広げていく可能性が高いです。
つまり自動運転は、ある日突然、全国で使えるようになる技術ではなく、小さな地域から少しずつ日常へ入ってくる技術なのです。
日本初のロボタクシーは海外企業かもしれない
ここも興味深いところです。
日本は世界有数の自動車大国です。
それでも、日本で多くの人が最初に利用する本格的なロボタクシーがWaymoになる可能性もあります。
自動運転では、車両、AI、走行データ、配車アプリ、遠隔監視、運行ノウハウまで含めた総合力が必要だからです。
これまでの「いい車を作れる会社が強い」という競争とは、少しルールが変わっています。
私たちはどう見ればいいのか
日本でロボタクシーに乗れる日は、まだ正式には決まっていません。
しかし2026年現在、Waymoはすでに東京を走っています。
日本国内でもレベル4の営業運行が始まっています。
政府も無人自動運転サービスの拡大を進めています。
つまり、「自動運転はいつか実現する未来の話」ではなく、「これから数年で、どこから始まるのかを見る段階」に入っています。
数年後、東京でスマートフォンから車を呼んだら、運転席には誰もいなかった。
そんな光景が、特別ではなくなる日も、思っているより近いのかもしれません。


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