学校に行きたくない日はどうする?|「嫌でも動ける力」は社会に出てから効いてくる

キャリア・就活

「今日、学校行きたくない」大学生や専門学生くらいになると、こんな日もあると思います。
体調が悪いわけではない。人間関係で大きな問題があるわけでもない。
ただ、「今日の授業、嫌なんだよね」「面倒くさい」「今日は行く気がしない」そんな理由で休みたくなることがあります。 もちろん、本当に体調が悪いときや、心がかなり疲れているときは休むことも大切です。 ただ、「嫌だから休む」ことが当たり前になってしまうのは少し注意が必要です。

「嫌だから休む」が習慣になる怖さ

人は嫌なことを避けると、その瞬間は楽になります。
「今日の授業嫌だな」と思って休めば、「行かなくてよかった」とホッとします。
すると次に同じようなことがあったとき、嫌だ ➾ 休む ➾ 楽になるという選択をしやすくなります。

問題なのは、1回休むことではありません。
「嫌なことがあったら避ける」という行動が習慣になってしまうことです。
最初は、「嫌いな授業だから休む」だったものが、「朝起きるのが面倒だから休む」「今日は気分が乗らないから休む」と、少しずつ休む理由のハードルが下がっていくこともあります。

学校は勉強だけをする場所ではない

学校というと、知識を学んだり、資格を取ったりする場所というイメージがあります。
もちろん、それも大切です。 でも私は、それだけではないと思っています。
大学や専門学校は、自分で自分を管理する練習をする場所でもあります。
 ☛ 気が乗らなくても学校へ行く
 ☛ 面白くない授業でも最後まで受ける
 ☛ 約束した時間を守る
 ☛ 課題を期限までに提出する
こうしたことも、社会に出る準備の一つです。
仕事を始めれば、「今日はこの仕事が嫌なので休みます」とは、なかなかいきません。
仕事には必ず、やりたくないこともあります。

必要なのは「やる気」より「動ける力」

ここで大切なのは、毎日やる気を出すことではありません。
人間ですから、やる気がない日はあります。
社会人でも、「今日は仕事に行きたくないな」と思う日はあるでしょう。
それでも、多くの人は会社へ行きます。
つまり必要なのは、「やる気があることではなく、やる気がなくても動けること」なのです。

「今日は嫌だな」と思った。 でも学校へ行った。
それだけでも、「嫌だったけど、できた」という経験になります。

大きな嫌なことを越えると小さな嫌は小さくなる

もう一つ大切なのが、嫌なことに対する自分の基準は変わるということです。
少し大変なことを経験して、それを乗り越えると、以前は大変だと思っていたことが、それほど大きく感じなくなることがあります。 たとえば、きつい実習や課題を経験したあとなら、「3時間の授業くらいなら大丈夫か」と思えるようになるかもしれません。

つまり、少し大変なことを乗り越える ➾ 自信がつく ➾ 小さな嫌なことが軽く感じるという変化です。 これは、「つらいことを我慢し続けなさい」という話ではありません。
そうではなく、少し嫌なことから逃げずに経験することで、自分の許容範囲が少しずつ広がっていくということです。

今日の授業以上に大切なもの

もしかすると、その日の授業内容自体には、それほど大きな意味がないかもしれません。
将来使わない内容かもしれないし、退屈な授業かもしれません。
それでも、「今日は行きたくない。でも行った」という行動には意味があります。
今日学んだ内容を忘れることはあっても、自分を動かす習慣は残ります。

反対に、「嫌だったら休めばいい」という習慣も残っていきます。
学校とは、知識だけではなく、自分の気分と自分の行動を切り分ける練習をする場所でもあるのだと思います。 「行きたいから行く」ではなく、「行きたくない日でも、必要だから行く」この感覚を身につけること。 それは社会に出てから、きっと大きな力になります。

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