その日本語、ちょっと変?「普通においしい」という言い方

保護者向け

「この料理、普通においしい」
「この店、普通にうまい」
「思ったより、普通においしかった」

日常会話でよく聞く表現です。
言った本人は、ほめているつもりで使っていることが多いと思います。

ただし、この「普通においしい」は、相手によって受け取り方が少し変わる表現です。

「普通に」は本来どんな意味?

「普通に」は、もともと「特別ではなく」「いつも通りに」「一般的に」という意味で使われます。
たとえば、「普通に歩く」「普通に話す」「普通に生活する」
この場合は、「特別なことをせず、いつも通りに」という意味です。

そのため、「普通においしい」と言うと、「特別ではないけれど、おいしい」
「ものすごくおいしいわけではないけれど、おいしい」という印象になることがあります。

ほめ言葉としては少し弱い

「普通においしい」は、悪口ではありません。
でも、料理を作った人や、お店を紹介してくれた人に言うと、
「普通ってことは、そこまでではないのかな」
「一応おいしい、という意味かな」と受け取られることがあります。

つまり、ほめているつもりでも、相手には少し弱いほめ言葉に聞こえる場合があるのです。

自然な言い換え

ほめたいときは、次のように言うと伝わりやすくなります。

少しあいまいな表現自然な表現
普通においしいおいしい
普通においしかったとてもおいしかった
普通にうまいちゃんとおいしい
普通にいい店雰囲気のよい店
普通にすごい本当にすごい

「普通に」をつけなくても、「おいしいです」だけで十分に気持ちは伝わります。

さらに印象をよくしたいなら、「とてもおいしいです」「また食べたいです」
「味がしっかりしていておいしいです」のように、具体的に伝えると自然です。

まとめ

「普通においしい」は、会話ではよく使われる表現です。
ただし、ほめ言葉としては少し弱く聞こえることがあります。

ほめたいときは、「おいしいです」「とてもおいしいです」「また食べたいです」
と言った方が、気持ちがまっすぐ伝わります。

意味は伝わる。
でも、ほめ言葉としては少しだけもったいない日本語。
それが「普通においしい」という表現です。

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