―テレビと配信のビジネスの違いをわかりやすく解説―
前回の記事では、
「なぜWBCはテレビではなくNetflixになったのか?」
というテーマを解説しました。
そこでは、
- 放映権料が高騰している
- テレビより配信の方が強くなっている
という話をしました。
ではここで、もう一つの疑問が出てきます。
なぜNetflixはそんなに高いお金を出せるのでしょうか?
今回は、その理由をわかりやすく説明していきます。
テレビ局のビジネスは「広告」
まず、テレビ局のビジネスの仕組みを考えてみましょう。
テレビ局は主に広告でお金を稼いでいます。
例えば野球中継の間に
- CM
- スポンサー
が入りますよね。
企業は「この番組を多くの人が見る」と思うからお金を払います。
つまりテレビは 視聴率=収入 なのです。
しかしテレビには大きな弱点がある
ここが重要なポイントです。
テレビの広告は 国内だけ です。
例えば日本のテレビ局なら
- 日本の企業
- 日本の視聴者
が対象です。
つまり市場は 日本だけ なのです。
Netflixは世界が市場
ではNetflixはどうでしょうか。
Netflixは 世界190か国以上 でサービスをしています。
利用者は 2億人以上 と言われています。
つまりNetflixは
- 日本
- アメリカ
- ヨーロッパ
- アジア
世界中の視聴者から月額料金を集めています。
これがテレビと大きく違う点です。
サブスクは「少しずつ集めるビジネス」
Netflixはサブスク(月額料金)のビジネスです。
例えば月1500円だとすると100万人なら15億円になります。
もし1000万人なら150億円です。
つまり「多くの人から少しずつ」集めることで大きなお金になります。
そのためNetflixはスポーツの放映権にも大きな投資ができるのです。
Netflixはコンテンツを増やしたい
もう一つ理由があります。
それはユーザーを増やすことです。
例えば
- 人気ドラマ
- 人気映画
- スポーツ
などがあると「Netflixに入ろう」と思う人が増えます。
つまりNetflixにとってスポーツは
新しいユーザーを増やすための武器でもあるのです。
スポーツは配信と相性がいい
スポーツは配信サービスととても相性がいいと言われています。
理由は3つあります。
①リアルタイムで見たい
②長時間見る
③ファンが熱心
そのためスポーツはサブスクの継続率を上げるコンテンツとしても非常に価値が高いのです。
テレビ vs 配信の構造
ここでまとめてみましょう。
テレビと配信の違いです。
| テレビ | 配信 |
|---|---|
| 収入 | 広告 |
| 市場 | 日本中心 |
| 収益の限界 | ある |
つまり配信サービスの方が資金力が強くなりやすい構造になっています。
これからスポーツはどうなる?
これからのスポーツ中継は大きく変わる可能性があります。
例えば
- サッカー
- F1
- ボクシング
などはすでに配信中心になっています。
野球も今後配信中心になる可能性があります。
今回のWBCの動きはその象徴かもしれません。
まとめ
今回のポイントです。
- Netflixは世界が市場
- サブスクで安定収入がある
- スポーツは会員を増やす武器になる
そのためNetflixはテレビ局より大きなお金を出せるのです。
WBCの配信の変化は野球の問題というより
メディアのビジネス構造の変化と言えるでしょう。



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