🥈 運動と脳の化学-第2回-|歩くだけでアイデアが生まれる? “ひらめき脳”の動かし方

ITリテラシー・スキル

― スティーブ・ジョブズも実践した「歩く思考法」 ―


💡 「歩くと考えがまとまる」って本当?

テスト前の帰り道、ふと良いアイデアが浮かんだり、
悩みごとが歩いているうちにスッキリしていた――
そんな経験はありませんか?

実はそれ、偶然ではありません。
「歩く」という行為そのものが、**脳の“ひらめきスイッチ”**を押しているんです。


🧠 脳は“歩くとき”にひらめくようにできている

スタンフォード大学の研究によると、
人は歩くことで創造力が平均60%も高まることがわかりました。
これは、座って考えるよりもはるかに高い数字です。

歩いているとき、脳の中では「デフォルトモードネットワーク(DMN)」という領域が活発になります。
このDMNは、“ぼんやり考えるとき”に動く脳のネットワーク。
アイデアを整理したり、無意識に情報を組み合わせたりする働きをしています。

つまり――
歩く=脳が自由に考えはじめる時間なんです。


🌳 机の上より、公園の中のほうがいいアイデアが出る理由

スティーブ・ジョブズが「歩きながら会議」を好んだのも、この効果を知っていたから。
歩くことで、脳への血流が増え、酸素が行き渡り、
頭の中に“新しい回路”ができやすくなります。

でも、もっと身近な例で考えてみましょう。

たとえば、

  • 授業中よりも「帰り道」でアイデアが浮かぶ
  • シャワー中に急に思いつく
  • 朝、ぼんやりしているときにひらめく

これらに共通しているのは「脳がリラックスしている状態」。
脳が休憩モードに入ると、逆に考える力が働き出すんです。


🚶‍♂️ 生活の中でできる「歩く時間」の使い方

では、どうすれば“ひらめき脳”を動かせるのでしょう?
特別なことをしなくても、毎日の中でできることがたくさんあります。

シーンちょっとした工夫効果
通学・通勤中スマホを見ずに空を見上げて歩く脳がリラックスして情報整理が進む
勉強の合間部屋の中を2〜3分歩く集中力リセット+アイデア再起動
夕方の散歩イヤホンを外して景色を眺める五感が刺激され、発想力アップ

ポイントは、「目的のない歩き方」を取り入れること。
ただ歩くだけで、頭の中が自然に整理されていきます。


🔬 科学的にも証明されている「歩行×創造力」の関係

スタンフォード大学の実験では、
被験者に「新しい使い方を考える」課題を出し、
座った状態と歩いた状態で比較しました。

すると、歩いたグループは約60%も多くの創造的アイデアを出したのです。
しかも屋内でも屋外でも効果はほぼ同じ。
つまり、歩く“行為”そのものが脳を活性化させるということです。

🔍参考:Oppezzo & Schwartz (2014), Give Your Ideas Some Legs: The Positive Effect of Walking on Creative Thinking, Stanford University


🌈 歩く時間は「考える時間」に変えよう

忙しい日々の中で、立ち止まって考える時間を取るのは難しいですよね。
でも「歩く時間」なら、誰でも持っています。

朝の通学、駅までの5分、授業と授業の間の移動――
その“すきま時間”を、スマホを見る代わりに「考える時間」に変えてみましょう。

頭の中が整理されるだけでなく、前向きな気持ちになれます。
歩くことは、まさに“動く瞑想”なんです。


💬 筆者コメント

歩くというのは、体を動かすこと以上に「心を動かす」行為です。
机に向かっても答えが出ないときは、立ち上がって外に出てみてください。
それだけで、脳が再起動し、思考が流れ出すのを感じられるはずです。


🔎 まとめ

  • 歩くと脳が活性化し、創造力が約60%アップする
  • リラックスしているときこそ、脳は「ひらめきモード」に入る
  • 通学や休憩中など、日常の歩行を“考える時間”に変えると効果的
  • 歩くことは、脳と心のリフレッシュ

🔜 次回予告

第3回|運動するとメンタルが強くなる理由
― ストレスに負けない“ごきげん脳”をつくる習慣 ―

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