負のスパイラルから抜け出すための5つの立て直しステップ

保護者向け

つまづきを「やり直し」に変える具体的な方法

前回の記事で、
「自分はやる気がなかったわけじゃない」
「途中から、うまく回らなくなっただけかもしれない」
そう気づいた人もいると思います。

では次に必要なのは、
根性でも、気合でもありません。

必要なのは、
正しい順番で立て直すことです。


まず知っておいてほしいこと

負のスパイラルに入っているとき、人はよくこう思います。

  • 前向きにならなきゃ
  • やる気を出さなきゃ
  • ちゃんと頑張らなきゃ

でも、ここで無理をすると、
逆に状態が悪化します。

立て直しに必要なのは、
「強くなること」ではなく
元の位置に戻ることです。


ステップ①「全部ダメ」という考えを止める

負のスパイラルの入口には、
だいたいこの言葉があります。

  • 全部分からない
  • もう追いつけない
  • 今さら無理

まずやるべきことは、
この考えを“事実ではない”と切り分けること

問いを、こう変えてください。

  • ❌ なんで自分はできないんだ
  • ⭕ 今、止まっているのはどこだろう

解決しなくていい。
場所を特定するだけでOKです。


ステップ②「分からない」を1段階だけ小さくする

いきなり理解しようとしなくていい。

たとえば、

  • 授業が分からない
     → 今日の説明のどこが分からない?
  • 課題ができない
     → どの行で止まっている?

ポイントは
1段階だけ

負のスパイラル中は、
問題が実際よりも大きく見えています。

小さく戻すだけで、
思考は動き始めます。


ステップ③ 止まった場所を「言葉にする」

次にやるのは、これです。

「ここが分からない」と言葉にする。

相手は誰でも構いません。

  • 先生
  • 友達
  • 自分のノート

言葉にすると、
次の変化が起きます。

  • 頭の中が整理される
  • 「全部ダメ」じゃないと分かる
  • 助けを求めるハードルが下がる

ここまで来た時点で、
スパイラルはかなり弱まっています。


ステップ④ 行動量を「最低ライン」に戻す

立て直し中に、
一番やってはいけないのがこれ。

取り戻そうとして、頑張りすぎること。

  • 一気に全部やろうとする
  • 夜遅くまで詰め込む

これは、逆効果です。

代わりに決めるのは
最低ライン

  • 今日は10分だけ
  • 1ページだけ
  • 1問だけ

「これならできる」を
確実に達成することが重要です。


ステップ⑤「できた事実」だけを拾う

最後のステップです。

負のスパイラル中、人は無意識に
「できなかったこと」だけを見ます。

だから意識的に、
できた事実だけを拾います。

  • 机に向かった
  • 1問解いた
  • 分からない場所を特定できた

評価はいりません。

すごいと思わなくていい。
ただ、「やった」という事実を確認する。

これが、
止まっていた思考を
ゆっくり正方向に戻します。


立て直しは、一気じゃなくていい

負のスパイラルは、
一日でできたものではありません。

だから、
抜け出すのも一日でなくていい。

  • 昨日より少しだけ
  • 先週よりほんの一歩

それで十分です。


まとめ|つまづきは「やり直せる状態」

つまづいた経験は、
消すものではありません。

それは、
立て直し方を知るための材料です。

もし今、

  • 自分の状態が分かった
  • どこからズレたか見えた
  • 最初の一歩が想像できた

そこまで来ているなら、
もう立て直しは始まっています。

次に必要なのは、
完璧ではなく、一歩だけです。

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