「現実逃避」を軽く考えていませんか?|目の前の“楽”が未来の自分を苦しくする仕組み

保護者向け

「ちょっと現実逃避してるだけ」

この言葉、よく聞きますよね。
でもこの“ちょっと”が積み重なると、将来の自分を苦しめる原因になることがあります。

今日はまず、「現実逃避しているときの行動」から整理してみましょう。


「現実逃避しているときの行動」を整理する

現実逃避というと特別なことに聞こえますが、実際には日常の中にたくさんあります。

例えばこんな行動です。

・やるべきことがあるのにスマホを見続ける
・考えなければいけない話題を避ける
・「今はまだ大丈夫」と先送りする
・忙しいフリをして本題から離れる
・問題の話になるとイライラする

これらはすべて、「現実から距離を取る行動」です。

そしてここが大事なポイントです。

これは「心が不安から逃げているサイン」でもありますが、
同時に 現実から目をそらす“サボりの形” でもあります。

ここを「仕方ないこと」と考え始めると、現実逃避は習慣になってしまいます。


なぜ人は逃げると楽になるのか

人の脳は、目の前の不快を強く感じるようにできています。

やらなければいけないこと
向き合わなければならない問題
将来の不安

これらはストレスになります。

そこから逃げると、一時的に気持ちが軽くなります。

このとき脳はこう学習します。

「逃げる=楽になる=正しい行動」

この学習がくり返されると、向き合う前に逃げるクセがつきます。


根本的な問題は消えない事実

ここが最大のポイントです。

現実逃避は「解決」ではなく「先送り」です。

時間がたつとどうなるか。

問題 + 時間 = もっと重い問題

勉強から逃げる → テスト前に何倍も苦しくなる
人間関係を放置 → 修復できなくなる
進路を考えない → 選択肢が減る

現実逃避は、目の前のつらさを軽くする代わりに、未来のつらさを大きくします。


なぜ未来の苦しさが見えないのか

人間は、「今感じている感情」を優先する生き物です。

今のつらさはリアル。
未来の苦しさは想像。

だから脳は、

今ラクになる > 将来のリスクを減らす

という選択をしてしまいがちです。

これが現実逃避が起きる心理的な理由です。


現実逃避は習慣になる

一度「逃げると楽」という回路ができると、それは性格ではなく習慣になります。

習慣は怖いものです。
気づかないうちに人生の進み方を決めていきます。

楽を選ぶ習慣
向き合う習慣

積み重ねたほうが、その人の未来になります。


ではどうすればいいのか

大切なのは、「逃げないこと」ではありません。

大事なのは、これです。

「逃げたあと、戻ること」

・30分休憩したら再開する
・今日はここまでやると決める
・不安な話題を完全に避けない

逃げっぱなしにしない。
これだけで現実逃避は「破壊」ではなく「調整」になります。


まとめ

現実逃避は小さなことのように見えます。
しかし放置すると、未来への負担を増やす行動になります。

そして厄介なのは、「楽だからやめにくい」ことです。

だからこそ必要なのはこの意識です。

「これは休憩か? それとも逃げ続けているだけか?」

この問いを自分に向けられる人は、現実逃避に振り回されなくなります。

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