🥉 運動と脳の化学-第3回-|運動するとメンタルが強くなる理由|ストレスに負けない“ごきげん脳”をつくる

ITリテラシー・スキル

― セロトニンとドーパミンが整える心の科学 ―


🌦️ イライラや不安が消えない日、どうすればいい?

学校や仕事でうまくいかない日、
なんだか気分が晴れない日――ありますよね。

「今日は頭が働かない」「やる気が出ない」
そんなとき、ついスマホを見たり、甘いものを食べたりして気をまぎらわせていませんか?

実は、**気分を切り替える一番の方法は“体を動かすこと”**なんです。


💡 運動は「脳のストレスリセットボタン」

「運動でストレス発散」とよく言いますが、
それは単なる気分の問題ではなく、脳の中でちゃんと変化が起きているからなんです。

たとえば、ジョギングやウォーキングをすると、
脳から「セロトニン」というホルモンが分泌されます。
これは、**“心の安定ホルモン”**とも呼ばれ、
不安やイライラをやわらげる効果があります。

また、軽い運動でも「ドーパミン」や「エンドルフィン」が分泌され、
これが「やる気」や「幸福感」を高めてくれるんです。

つまり、運動をすることで、脳が自分にこう伝えてくれます。

「もう大丈夫。前に進もう」


🧠 ストレスに強い人ほど、実は“よく動いている”

ハーバード大学の研究によると、
定期的に運動している人は、そうでない人よりも
ストレスホルモン(コルチゾール)の量が低いことがわかっています。

体を動かすと、筋肉がこのホルモンを使ってエネルギーに変えるため、
結果的に**ストレスが“燃やされる”**んです。

つまり、運動は「体のストレス掃除機」。
たまったモヤモヤを、体の中からきれいにしてくれるんですね。


🏃‍♀️ メンタルを整える「3つの運動タイプ」

難しいトレーニングは必要ありません。
生活の中でできる**“ごきげん脳”をつくる3つの運動**を紹介します👇

タイプ効果
💧 有酸素運動ウォーキング・ジョギング・サイクリングセロトニンが増えて気分が安定する
🧘‍♀️ ストレッチ系ヨガ・深呼吸・ラジオ体操自律神経を整えてリラックスできる
🏋️‍♂️ 筋トレ系スクワット・腕立てなどドーパミンが出て「やる気スイッチ」が入る

ポイントは、「がんばらないこと」。
少し息が弾む程度の運動で、脳の調子はしっかり整います。


🌤️ 生活の中でできる“ごきげん習慣”

「部活もしてるし、これ以上運動なんて無理!」
そう思う人もいるかもしれません。
でも、日常の中で“ちょっと動く”だけで効果はあります。

たとえば――

  • 朝、スマホを見る前に1分だけ伸びをする
  • 通学でエスカレーターではなく階段を使う
  • 勉強が行き詰まったら部屋を1周歩く

これだけでも、脳の中では「セロトニン工場」が動き出します。
“気持ちのスイッチ”を、体の動きで入れるんです。


🔬 科学が教える「心の強さ」の正体

人間の脳は、ストレスを感じると
「扁桃体(へんとうたい)」という部分が反応して不安を感じます。
でも、運動を習慣にしている人は、
この扁桃体の過剰反応を抑えられることが分かっています。

つまり、運動することで「ストレスに強い脳の構造」になるのです。

🔍参考:Harvard Health Publishing (2018)
“Exercise is an all-natural treatment to fight depression”


💬 筆者コメント

ストレスに強い人というのは、生まれつきではなく「自分で作っている」人です。
その秘密が、体を動かす習慣。
心が落ち込みそうなときこそ、いちど深呼吸して歩いてみましょう。
“動くこと”は、“立ち直る力”を取り戻すことでもあります。


🔎 まとめ

  • 運動をすると「セロトニン」「ドーパミン」などが分泌され、気分が安定する
  • 筋肉がストレスホルモンを燃やし、心の疲れを軽くする
  • 軽い運動でもOK。大切なのは“こまめに動くこと”
  • ストレスに強い脳は、日々の小さな動きからつくられる

🔜 次回予告

第4回|老化しない脳をつくる
― 体を動かすだけで“若返る”理由とは?


この第3回では、「運動とメンタル」の関係を“脳のしくみ”からやさしく解説しました。
次回は、いよいよ**「運動で脳が若返る」アンチエイジングの科学**に迫ります💡

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