テスト前日の一夜漬けは、本当に効率がいいのか?

プログラミング教育

同じ3時間でも結果は同じ?

テスト前日になって、「やばい、全然勉強してない!」と慌てて勉強した経験はありませんか?
もちろん、何もしないより一夜漬けでも勉強した方がいいでしょう。
でも、同じ3時間を使うなら、前日に180分まとめて勉強するのと、
30分ずつ6回に分けて勉強するのでは、どちらが効率的でしょうか。

学習心理学では、間隔を空けて何度も学習する「分散学習」の方が、記憶に残りやすいことが多くの研究で確認されています。

4週間後には大きな差が出た

大学生216人に数学の問題を練習してもらった研究があります。 まとめて練習したグループと、1週間空けて2回に分けたグループを比べると、1週間後のテストでは大きな差はありませんでした。

ところが、4週間後には、分けて練習したグループの成績がほぼ2倍になりました。

つまり、一夜漬けでも「明日のテスト」なら何とかなる場合があります。
しかし、長く覚えておくという意味では、分けて勉強した方が有利なのです。

前日は「焦り」も邪魔をする

前日には、もう一つ問題があります。
「明日テストなのに間に合わない!」という焦りです。
強いストレスは、考えたり情報を一時的に保持したりする「ワーキングメモリ」の働きを低下させる傾向が、複数の研究をまとめた分析でも確認されています。

つまり前日は、覚える量が多い + 焦って頭も働きにくいという状態になりやすいのです。

5教科あるならどう勉強する?

例えば、2週間後に5教科の試験があるとします。

最初の数日 → 全教科を軽く一周
中盤 → 1日2〜3教科を短時間ずつ復習
数日前 → 問題を解いて苦手を発見
前日 → 間違えたところだけ最終確認

という方法があります。
ポイントは、「少しやる → 間隔を空ける → 思い出す → またやる」という繰り返しです。

「もっと勉強しろ」ではない

大切なのは、単純に勉強時間を増やすことではありません。
学生の皆さんに言いたいのは、
「もっと勉強しろ」ではなく、
「同じ時間を使うなら、その時間の使い方を変えてみない?」

ということです。

前日に3時間まとめて苦しむより、もっと前から30分ずつ何回かやっておく。
勉強は根性だけではありません。
脳の仕組みをうまく利用することも、立派なテスト攻略法です。

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