「やる気が出ない…」その一言に隠された子どもの気持ち
「勉強しなさい」と言っただけで、子どもがムッとしてしまうことはありませんか?
一見、反発しているように見えて、実は「何をすればいいのかわからない」「失敗したくない」「つまらない」など、子どもなりの不安や迷いが隠れているのです。
やる気スイッチは“言葉”で入る
子どもは、大人のたった一言で変わることがあります。
現場で子どもたちを見てきた中で、特に効果的だった声かけの例をご紹介します。
- 「今日はどこからやってみようか?」
- 「前よりちょっとできるようになってきたね!」
- 「○○ができたらカッコいいよね!」
これらの声かけには、「君の努力を見ているよ」「できるようになるって信じてるよ」という“承認”のメッセージが含まれています。
NGワードに気をつけて
一方で、やる気を削いでしまう声かけもあります。
たとえば次のような言葉です。
- 「なんでそんなこともできないの?」
- 「勉強しないとゲーム禁止ね」
- 「そんな点数じゃ恥ずかしいよ」
これらは、子どもの自己肯定感を下げ、「どうせ頑張っても無理」と感じさせてしまうリスクがあります。
“共感”が子どもを動かす
最も大切なのは、子どもの気持ちに寄り添うこと。
「今日はちょっと集中できない日かもね。先生もあるよ、そういう日」
こんな風に共感するだけで、子どもは「わかってくれてる」と安心し、少しずつ前向きな気持ちになっていきます。
まとめ|親のひと声が未来を変える
子どものやる気は、命令ではなく“共感”から育ちます。
「一緒にがんばろう」「ちょっとずつでいいよ」という前向きな声かけを、ぜひ毎日の中に取り入れてみてください。
小さな声かけの積み重ねが、子どもの未来を大きく育てていく力になるはずです。
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