USBは今どうなっているのか?
まず、今のパソコンを見てみましょう。
USBにはいくつかの種類がありますが、現在は主に「Type-A」と「Type-C」という2つが使われています。
Type-Aは、昔からある四角いUSBです。USBメモリやマウスなどでよく見かけますね。
一方、Type-Cは最近増えてきた、小さくて上下どちらでも挿せる新しい形です。
では、なぜ2種類も存在しているのでしょうか。
理由はとてもシンプルです。
これまで長い間使われてきた機器が、まだたくさん残っているからです。
たとえば、学校や家庭にあるマウスやキーボード、USBメモリの多くは、今でもType-Aを使っています。 そのため、急にすべてを新しい規格に変えることはできないのです。 つまり、今は「新しいもの」と「古いもの」が共存している、ちょうど移り変わりの時期だと言えます。
なぜType-Cが主流になりつつあるのか?
では、なぜ新しいType-Cが広がっているのでしょうか。
一言でいうと、「とても便利で高性能だから」です。
まず大きな特徴は、「1本で何でもできる」という点です。
これまでのUSBは、役割ごとにケーブルが分かれていました。
・データを送るケーブル
・充電するケーブル
・映像を出力するケーブル
こうした機能が、Type-Cでは1本にまとめられています。
つまり、ノートパソコンなら「ケーブル1本で充電しながら、画面をモニターに映して、データもやり取りできる」ということです。
さらに、通信速度も非常に速くなっています。
大きな動画ファイルでも、短時間で転送できるようになりました。
そしてもう一つ、大きな理由があります。
それが、世界的な流れです。
ヨーロッパでは、欧州連合が「充電端子をType-Cに統一する」というルールを決めました。
これによって、メーカーはバラバラの規格を作ることが難しくなりました。
さらに、AppleもiPhoneをType-Cに変更しました。
これまで独自の端子を使っていた企業が変わったことで、一気に流れが加速したのです。
これからのパソコンはどう変わる?
では、これからのパソコンはどうなるのでしょうか。
まず、ノートパソコンは大きく変わっていきます。
すでに一部の機種では、「Type-Cしか付いていない」というものも登場しています。
これはなぜかというと、ポートを減らすことで、より薄く、軽くできるからです。
ただし、その代わりに新しい使い方が必要になります。
それが「ハブ」という考え方です。
ハブとは、Type-Cに接続して、複数の端子を増やす機器のことです。
必要なときだけ、USB-AやHDMI、LANなどを追加することができます。
つまり、これからは
「本体はシンプルに、必要な機能はあとから追加する」
という考え方に変わっていくのです。
一方で、デスクトップパソコンは少し事情が違います。
こちらは周辺機器が多いため、すぐにType-Aがなくなることはありません。
ただし、徐々にType-Cの数が増えていくのは間違いないでしょう。
USBの未来はどうなるのか?
ここで少し未来の話をしてみましょう。
今後、Type-Cはさらに普及し、事実上の標準になっていくと考えられています。
新しく発売される機器の多くは、Type-Cを前提に設計されていくでしょう。
しかし、もっと先の未来では、さらに大きな変化が起きる可能性があります。
それは、「そもそもUSBを使わなくなる」という変化です。
たとえば、マウスやキーボードはすでに無線が主流になりつつあります。
データのやり取りも、USBメモリではなくクラウドを使う場面が増えています。
つまり、ケーブルそのものが減っていく可能性があるのです。
これまで「パソコン=たくさんのケーブルでつなぐもの」でしたが、
これからは「ほとんどケーブルを使わないもの」に変わっていくかもしれません。
今パソコンを買うなら何を選ぶべきか?
では、今パソコンを選ぶときは、何を意識すればよいのでしょうか。
まず大切なのは、Type-Cが使えるかどうかです。
これは今後の標準になるため、必ずチェックしておきたいポイントです。
ただし、まだType-Aの機器も多いため、
少なくとも1つはType-Aがあると安心です。
そしてもう一つのポイントは、「ハブを前提に考えること」です。
ポートが少なくても、あとから拡張できるので問題ありません。
まとめ
ここまでの内容を整理してみましょう。
USBはなくなるわけではありません。
しかし、その形や使い方は大きく変わっていきます。
これからはType-Cが中心となり、
やがてケーブル自体も減っていく可能性があります。
つまり、USBは「消える」のではなく、
「進化して目立たなくなる」と言えるでしょう。



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