つまづきを「やり直し」に変える具体的な方法
前回の記事で、
「自分はやる気がなかったわけじゃない」
「途中から、うまく回らなくなっただけかもしれない」
そう気づいた人もいると思います。
では次に必要なのは、
根性でも、気合でもありません。
必要なのは、
正しい順番で立て直すことです。
まず知っておいてほしいこと
負のスパイラルに入っているとき、人はよくこう思います。
- 前向きにならなきゃ
- やる気を出さなきゃ
- ちゃんと頑張らなきゃ
でも、ここで無理をすると、
逆に状態が悪化します。
立て直しに必要なのは、
「強くなること」ではなく
元の位置に戻ることです。
ステップ①「全部ダメ」という考えを止める
負のスパイラルの入口には、
だいたいこの言葉があります。
- 全部分からない
- もう追いつけない
- 今さら無理
まずやるべきことは、
この考えを“事実ではない”と切り分けること。
問いを、こう変えてください。
- ❌ なんで自分はできないんだ
- ⭕ 今、止まっているのはどこだろう
解決しなくていい。
場所を特定するだけでOKです。
ステップ②「分からない」を1段階だけ小さくする
いきなり理解しようとしなくていい。
たとえば、
- 授業が分からない
→ 今日の説明のどこが分からない? - 課題ができない
→ どの行で止まっている?
ポイントは
1段階だけ。
負のスパイラル中は、
問題が実際よりも大きく見えています。
小さく戻すだけで、
思考は動き始めます。
ステップ③ 止まった場所を「言葉にする」
次にやるのは、これです。
「ここが分からない」と言葉にする。
相手は誰でも構いません。
- 先生
- 友達
- 自分のノート
言葉にすると、
次の変化が起きます。
- 頭の中が整理される
- 「全部ダメ」じゃないと分かる
- 助けを求めるハードルが下がる
ここまで来た時点で、
スパイラルはかなり弱まっています。
ステップ④ 行動量を「最低ライン」に戻す
立て直し中に、
一番やってはいけないのがこれ。
取り戻そうとして、頑張りすぎること。
- 一気に全部やろうとする
- 夜遅くまで詰め込む
これは、逆効果です。
代わりに決めるのは
最低ライン。
- 今日は10分だけ
- 1ページだけ
- 1問だけ
「これならできる」を
確実に達成することが重要です。
ステップ⑤「できた事実」だけを拾う
最後のステップです。
負のスパイラル中、人は無意識に
「できなかったこと」だけを見ます。
だから意識的に、
できた事実だけを拾います。
- 机に向かった
- 1問解いた
- 分からない場所を特定できた
評価はいりません。
すごいと思わなくていい。
ただ、「やった」という事実を確認する。
これが、
止まっていた思考を
ゆっくり正方向に戻します。
立て直しは、一気じゃなくていい
負のスパイラルは、
一日でできたものではありません。
だから、
抜け出すのも一日でなくていい。
- 昨日より少しだけ
- 先週よりほんの一歩
それで十分です。
まとめ|つまづきは「やり直せる状態」
つまづいた経験は、
消すものではありません。
それは、
立て直し方を知るための材料です。
もし今、
- 自分の状態が分かった
- どこからズレたか見えた
- 最初の一歩が想像できた
そこまで来ているなら、
もう立て直しは始まっています。
次に必要なのは、
完璧ではなく、一歩だけです。


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