つまづく人の思考を解析する|なぜ、やる気があったのに前に進めなくなったのか

保護者向け

ちゃんとやろうと思っていた。
最初は、やる気もあった。

それなのに――
気づいたら授業についていけなくなっていた。
勉強や作業に向き合うのが、なんとなく苦しくなっていた。

もし、そんな感覚に心当たりがあるなら、
この記事は「努力が足りないから」ではない別の理由を教えてくれるはずです。


つまづく子は、大きく2つのタイプに分かれる

まず知っておいてほしいのは、
つまづく理由は人それぞれで、ひとつではないということです。

大きく分けると、つまづく人には2つのタイプがあります。


タイプ① 最初からヤル気を持てずにつまづく子

このタイプは、能力の問題ではありません。

  • そもそも「なぜこれを学ぶのか」が分からなかった
  • 授業や課題が自分の将来と結びついていなかった
  • 分からなくても、強い危機感を感じなかった

結果として、少しずつ基礎が抜け落ち、
「気づいたらついていけなくなっていた」という状態になります。

これは怠けでも失敗でもなく、
目的と学びが接続できていなかっただけです。


タイプ② 最初はヤル気があったのに、途中でつまづいた子

この記事で一番伝えたいのは、こちらのタイプです。

  • 最初は授業をちゃんと聞いていた
  • 課題もこなしていた
  • ついていこうという気持ちはあった

それでも、ある瞬間から歯車がずれ始めます。

よくあるきっかけ

  • 分からないところを「あとでいいや」と一度放置した
  • 集中力が切れ、スマホを見る時間が増えた
  • 授業のスピードが急に速く感じられた
  • 一度のテストや課題の失敗で自信を失った

重要なのは、
つまづきのきっかけは、とても小さいことが多いという点です。


つまづきが「苦しさ」に変わる瞬間

ここに、はっきりした分かれ道があります。

本来は、
「この部分が分からない」
という理解の問題だったはずです。

ところが、途中からこう変わります。

  • 「自分は理解が遅いのかもしれない」
  • 「向いていないのかもしれない」
  • 「もう今さら追いつけない」

いつの間にか、
分からなかった事実が、自分の評価にすり替わっているのです。


これが「負のスパイラル」の正体

ここで初めて、言葉をつけます。

多くの人が苦しくなるのは、
次の流れに入ってからです。

  1. 分からないところが出てくる
  2. 放置したり、無理に追いつこうとする
  3. できない自分を責め始める
  4. 集中力や行動量が落ちる
  5. さらに分からなくなる

この繰り返しを、負のスパイラルと呼びます。

怖いのは、
この状態が「やる気がないように見える」ことです。

実際には、
やる気がないのではなく、
やるのが怖くなっているだけなのに。


今の自分は、どこにいる?

少しだけ、自分に問いかけてみてください。

  • 「分からない」より
    「どうせ自分は…」と思うことが増えていないか
  • サボっているのではなく
    向き合うのがしんどくなっていないか
  • 本当は助けを求めたいのに
    タイミングを逃していないか

もし当てはまるなら、
あなたはすでに負のスパイラルの途中にいます。

でも、ここで気づけたなら、まだ大丈夫です。


抜け出す第一歩は「前向きになること」ではない

負のスパイラルから抜け出すために、
無理にポジティブになる必要はありません。

最初にやるべきことは、たった一つです。

「分からない」を、元の大きさに戻す

  • 「全部分からない」ではなく
  • 「この1行が分からない」に戻す

問題が大きくなりすぎているだけで、
本当は一部分で止まっていることがほとんどです。

問題を小さく戻すと、
思考の流れも、少しずつ止まります。


まとめ|つまづいたあなたへ

つまづいたこと自体は、失敗ではありません。

問題なのは、
そのつまづきを「自分の価値」と結びつけてしまうことです。

今、

  • なぜつまづいたのか
  • どこから苦しくなったのか
  • 自分がどの位置にいるのか

それが分かったなら、
立て直すためのスタートラインには、もう立っています。

気づくことができた人は、
ここから抜け出す力を、すでに持っています。


必要なら次にできることは、

  • 具体的な立て直しステップの記事
  • 先生・大人ができる関わり方編
  • 授業・講義用の語り台本化

どれも、このまま自然につなげられる。
次、どこまで広げるか、一緒に決めよう。

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