未来を切り拓くα世代|親が知っておきたい5つの視点|第1回
「Z世代」という言葉は聞いたことがあっても、「α(アルファ)世代」と言われるとピンとこない方も多いかもしれません。
実は、今の小学生を中心とする子どもたちは、このα世代にあたります。
まだ新しい言葉ですが、これから教育や社会を語るときに必ず出てくるキーワード。
この記事では、α世代という呼び方の由来や意味、そしてどんな特徴を持っている世代なのかをわかりやすく解説していきます。
最後には、筆者としての考えも添えて「今の子どもたちをどう捉えるべきか」をお伝えします。
α世代とは?
- 2010年代前半〜2020年代前半生まれの子どもたちを指す
- 現在の小学生はちょうどα世代の中心
- Z世代の次にあたる世代区分
名前の由来 ― なぜZの次がαなのか
- Zはアルファベットの最後の文字
- 次の世代は「新しいスタート」としてギリシャ文字へ
- その最初の文字「α(アルファ)」を用いた呼称
- この考えを広めたのは社会学者マーク・マクリンドル
世界的に見たα世代の特徴
- 生まれたときからスマホやタブレットが身近にある
- YouTubeやSNSが学びや遊びの中心になっている
- AIやロボットなどの新しい技術に自然に触れて育つ
- 多様性や環境問題への関心も高いとされる
筆者の視点 ― ラベルよりも子どもの可能性を見たい
世代名はあくまで社会が便宜的につけたラベルにすぎません。
本当に大切なのは、その子どもがどんな環境で育ち、どんな力を伸ばしていけるかです。
これからの子どもたちは、AIをはじめとする新しい技術のなかで生きる「最初の世代」です。
未来をどう歩むかはまだ誰にも分かりません。だからこそ、保護者は「ラベルに縛られる」のではなく「子ども自身の可能性に目を向ける」ことが大切だと思います。
次回予告
次回は、これまで日本で使われてきた「世代の呼び方」に注目します。
なぜ日本の呼称はネガティブな響きを持ちやすいのか?
そしてそのことが、子どもたちのイメージにどう影響してきたのかを探ります。
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