はじめに
「子どもが勉強しない」「ダラダラ過ごしてしまう」。
そんな夏休みの悩み、実は“親のちょっとした関わり方”で大きく変わります。
今回のテーマは「親の行動が子どもを動かす」という視点。
特別な教材もスキルも必要ありません。誰でも今日からできる「5つの関わり方」をご紹介します。
1. 「やらせる」より「選ばせる」
NG例:
「宿題しなさい」「もうゲーム禁止!」
GOOD例:
「いつやる?」「先に遊んでもいいけど、何時からやるか決めようか」
子どもは「命令」されるより「自分で決めた」方が動きやすくなります。
選択肢を与えると、やる気と責任感が自然と育ちます。
2. 「すごいね」より「頑張ってたね」
NG例:
「わーすごいね!」
GOOD例:
「最後まであきらめなかったね」「昨日より早く終わったね」
結果よりも努力の過程を認めることで、子どもは「もっと頑張ってみよう」と思えるようになります。
大人の目線で“行動”に注目して言葉をかけるのがポイントです。
3. 毎日1つ「できたこと」を一緒に見つける
習慣づけ例:
- 「今日はどんなことができた?」
- 「昨日と違ったことあった?」
- 「タイピング速くなってたよね」など具体的な変化を言葉に
大人が見逃しがちな小さな成長も、一緒に言葉にすることで子どもに届きます。
「自分はできた」という感覚が、学びの継続力に変わります。
4. 「失敗OK」の空気をつくる
子どもは、大人が思っている以上に「怒られるのが怖い」「間違ったらどうしよう」と感じています。
安心させる言葉:
- 「うまくいかなかったのは、挑戦した証拠」
- 「間違えたら直せばいいよ」
- 「一緒に考えてみよう」
失敗を責めるより、「どう直すか」を一緒に考える姿勢が、挑戦する勇気につながります。
5. 見守る時間を意識的につくる
子どもが何かに集中しているとき、
「声をかけたくなる」気持ちをグッとこらえて**“黙って見守る”**。
- 横で何も言わずに座っているだけでも安心感になる
- 手を出さずに子どもを信じることで、自立心が育つ
親が「一歩引いて見守る時間」を意識するだけで、子どもは驚くほど集中力を発揮します。
まとめ|変化は「子ども」より「親」から始まる
夏休みは、子どもが成長するチャンス。
でもその変化を後押しするのは、保護者の関わり方です。
難しいことは必要ありません。
声かけを変える、待つ時間をつくる、努力を見つける。
この5つの関わりを意識するだけで、子どもは「自分からやる子」に変わっていきます。
🔜 次回予告
第4回は、夏におすすめ!
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