怒りすぎてない?セルフ診断シート付き

保護者向け

子どもに対して“つい怒ってしまう”あなたへ

【このシリーズについて】
この記事は「子育て・心がしんどい日のヒント集」シリーズの1本です。
感情の伝え方や親子関係の見直しに役立つヒントを紹介しています。

はじめに|「また怒りすぎたかも…」と感じることはありませんか?

子育ての中で、イライラしたり、つい声を荒げてしまったりすることは誰にでもあります。

でも、ふとした瞬間にこんな風に思うことはありませんか?

「私、最近怒ってばかりかも…」
「本当はもっと優しく接したいのに」

そんなときは、自分の状態を客観的に見直してみるチャンスです。
この記事では、怒りの状態をセルフチェックできる簡単な診断リストと、改善のヒントをご紹介します。


🔍 怒りは“悪い感情”ではありません

まず大前提として、「怒ること=悪いこと」ではありません。
怒りは、「期待が裏切られた」「価値観とズレた」ときに自然にわく感情です。

でも問題なのは…

  • 怒りがコントロールできなくなる
  • 怒らなくてもいい場面で爆発する
  • 怒ったあとに後悔する

こうした状態が続くと、親子関係も自分自身もつらくなってしまいます。


✅ 怒りすぎセルフチェックリスト(10項目)

次の項目にいくつ当てはまるか、チェックしてみてください。

No.チェック項目
1最近、子どもに毎日のように怒っている
2怒ったあとに自己嫌悪に陥ることが多い
3ちょっとしたことでもすぐにイライラする
4声を荒げる・大声を出すことが増えてきた
5子どもの態度に「なんでできないの!?」と思ってしまう
6子どもが親の顔色をうかがっている気がする
7怒ったあと、子どもが黙り込んでしまうことが多い
8感情が爆発したあとに疲れきってしまう
9「いい親じゃなきゃ」と思ってプレッシャーを感じている
10本当は怒りたくないと思っているのに、抑えられない

💡 結果の目安

  • 0〜2個:今は落ち着いて関われている状態。とても良いペースです。
  • 3〜5個:少し疲れがたまっているかも。怒りのクセに気づいて、ケアを始めましょう。
  • 6個以上:感情が限界に近づいているサイン。無理せず、休息・相談・セルフケアが必要です。

🧘‍♀️ 怒りと上手に付き合うための3つのヒント

① 怒りのピークは6秒|まずは“待つ”

怒りが湧いたら「深呼吸して6秒待つ」。これだけでも、感情の爆発を防ぎやすくなります。


② 「こうあるべき」に気づく

怒りの多くは、「〇〇すべき」「ちゃんとしなきゃ」に由来します。
まずはその“べき”を一度ゆるめてみましょう。


③ 自分を責めすぎない

怒ったあとに「こんな親ダメだ」と責めすぎると、余計にストレスが増してしまいます。
**“怒っても修復できればOK”**という柔らかい視点を持つことが大切です。


📝 子どもとの関係を取り戻すために

怒ってしまったあとでも、フォローはできます。

  • 落ち着いたあとに「さっき怒りすぎたね、ごめんね」と伝える
  • 子どもの気持ちを聞いてみる
  • スキンシップや会話で「あなたを大事に思っている」ことを伝える

大切なのは、“怒らないこと”ではなく、“怒ったあとの関係の修復”です。


おわりに|怒ってしまうあなたへ

育児中の怒りは、「あなたが頑張っている証拠」でもあります。

でも、怒りに飲み込まれてしまうと、自分自身が一番しんどくなってしまいます。

まずは「怒りすぎているかも?」と気づくこと。
そこから、少しずつ「心の余裕」を取り戻していきましょう。

必要なのは、“がまん”ではなく、“自分の心を整える時間”です。


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