はじめに:小中学生でも増えてきた「資格・検定」
最近は、小学生・中学生でもさまざまな検定や資格に挑戦する子どもたちが増えてきました。
英検・漢検・数学検定といったおなじみのものに加えて、プログラミングに関する検定などIT系のものも登場し、徐々に広がっています。
でも、保護者の方からはよくこんな声を聞きます。
- 「資格と検定って、同じようで何が違うの?」
- 「検定を取っておく意味はあるの?」
- 「進学や将来に役立つの?」
今回は、子ども向けの資格・検定の違いと意味をわかりやすく整理します。
資格と検定の違いとは?
「資格」と「検定」は似ているようで目的や制度が少し異なります。
| 項目 | 資格 | 検定 |
|---|---|---|
| 主な目的 | 職業や専門分野の技能証明 | 知識・技能の習得度確認 |
| 法律上の効力 | 国家資格などは法律に基づくこともある | 基本的に法的効力はない |
| 対象年齢 | 大人向けが中心 | 子ども向けが豊富 |
| 例 | 医師・看護師・宅建・簿記1級など | 英検・漢検・数学検定・プログラミング検定など |
👉 小中学生が受けられるのは、ほとんどが「検定形式のスキル確認」になります。
でも、検定にも「資格的な価値」がある
「検定はただの試験」と思われがちですが、実は次のようなメリットがあります。
- ✅ 努力の証明になる(日々の学習の成果として証明しやすい)
- ✅ 進学で活用できる(推薦入試・探究活動・ポートフォリオなどで評価対象になることも)
- ✅ 将来のアピール材料になる(履歴書・面接などでの自己PRに使える)
つまり検定は、**子どもが今取れる実用的な「資格に近いスキル証明」**として十分活用価値があるのです。
今、特に注目されている「IT・プログラミング系検定」
最近特に注目されているのがプログラミングに関する検定です。
その理由は次の3つです。
① プログラミング教育が必修化
- 小学校〜高校で「情報活用能力」の重要性が高まっている
- プログラミング学習の成果を形に残す場が求められている
② 進学や推薦入試でも評価される場面が増加
- 探究学習・ポートフォリオ・総合型選抜で活用可能
- 情報Ⅰ・情報IIの学習ともつながる
③ IT人材の需要が高まり続けている
- 将来の職業選択肢を広げられる
- 早く始めるほど「先行者メリット」が大きい
注意:「プログラミング検定」という名前は複数ある
ここで混同しやすいポイントがあります。
「プログラミング検定」という名前の検定はいくつか存在します。
| 正式名称 | 通称名 | 主な対象 | 備考 |
|---|---|---|---|
| プログラミング能力検定 | プロ検 | 小学生〜高校生 | PythonやJavaScript等、複数言語対応・探究活動向き |
| ジュニア・プログラミング検定 | Scratch検定 | 小学生中心 | サーティファイ主催、Scratchで作品制作型 |
| (※終了済)プログラミング検定(旧サーティファイ) | 社会人向けC言語等 | 社会人 | 新規受付終了済 |
※《情報は2025年6月現在》
👉 このシリーズでは、今後 「プログラミング能力検定(プロ検)」と「ジュニア・プログラミング検定(Scratch版)」を中心に詳しく解説していきます。
保護者のよくある疑問Q&A
Q. 小学生でも受けられるの?
→ 段階的に級が分かれており、無理なく挑戦できます。
Q. どのくらい取れば進学で有利?
→ 目安としては**「中級以上」**がアピール材料になりやすい傾向です(英検や漢検と同様)。
Q. Scratch系とプロ検、どちらが良いの?
→ 目的や学年によっておすすめが異なります。次回以降で詳しくご紹介します。
まとめ
- 小中学生が取るのは「検定形式のスキル証明」が中心
- 検定でも将来の進学や就職で役立つ実用資格に近い役割を果たす
- プログラミング系検定は今後ますます重要度が高まる分野
- ただし検定名の違いには注意が必要
👉 次回は、今どんなプログラミング検定があるのか?選び方のポイントをわかりやすく紹介します!



コメント