めんどうくさいは滅びの言葉

私たちは日常の中で、つい「めんどうくさい」という言葉を使ってしまいます。
宿題、片付け、人間関係、仕事……。
何かをやろうとしたときに、少しでも手間や労力を感じると自然とこの言葉が口から出ます。

でも実は、この「めんどうくさい」という言葉は、私たちの成長や可能性をじわじわと蝕む「滅びの言葉」でもあるのです。

成長の芽を自分で摘んでしまう

何か新しいことを学ぶとき、最初は誰でも「めんどうくさい」と感じます。
例えば、プログラミングを始めるとき、英単語を覚えるとき、新しい仕事を覚えるとき──
慣れないうちは手順が多く、覚えることもたくさんで、つい「めんどうくさいな」と思ってしまいます。

しかしこのとき「めんどうくさいから後回し」「やらない理由にする」。
そうやって一歩を止めた瞬間に、成長するチャンスも止まってしまいます。
「めんどうくさい」を積み重ねると、やがて「できるはずだったこと」すら見えなくなってしまうのです。

厄介なのは、この言葉が習慣になると、脳が「やらない理由探し」を始めることです。
・やっても意味がない
・どうせ誰かがやる
・別に今すぐじゃなくてもいい

こうして理由を重ねていくと、いつの間にか「本当はできたこと」も諦めてしまいます。

逆に言えば「めんどうくさい」と感じたときこそ、「今が伸びるチャンス」と捉えられる人は、グンと成長していきます。

これからの時代、AIが多くの仕事を自動化してくれます。
でもそのときに残るのは「AIに任せられない部分」を担える人です。
つまり「新しいことを考えたり」「面倒なことを整理したり」できる人がますます価値を持ちます。

「めんどうくさい」は言い換えれば「AIがまだやってくれない部分」でもあります。
そこに積極的に取り組める人は、AI時代でも強く生き残っていけるのです。

もし次に「めんどうくさいな…」と感じたら、ぜひこう言い換えてみてください。

「これは伸びしろがある証拠だ」
「まずは5分だけやってみよう」

小さな行動が積み重なれば、大きな成長につながります。
「めんどうくさいは滅びの言葉」。
でもそれを乗り越えた先に、自分だけの成長の道が開けるのです。