プログラミング超苦手さん向け特集|全7回
はじめに|「変数って聞くだけでイヤ…」というあなたへ
「変数ってなに?」「x=10ってどういう意味?」
そんな疑問や苦手意識を持つのは、まったくおかしなことではありません。
特に「文系出身だから数字が苦手」「数学っぽい言葉が出ると頭が痛くなる」という人にとって、変数はプログラミングの第一関門かもしれません。
でも安心してください。変数はとてもシンプルな考え方に基づいています。
今回は、変数の“本当の意味”をわかりやすくお伝えします。
「変数」とは?|ざっくり言うと「名前のついた箱」
変数は、**「情報を一時的に入れておく箱」**だと考えるとわかりやすいです。
この箱には、それぞれ名前がついています。
int score = 80;
このC#の例では、
score
:箱の名前(変数名)80
:その箱に入っている数字int
:整数型というルール(箱の中に“整数しか入れない”という決まり)
といった関係になっています。
変数があることで何が便利なの?
変数を使うことで、
- 何度も同じ値を使いまわせる
- 途中で中身を変えられる
- データを見やすく整理できる
といったメリットがあります。
たとえば、テストの点数を使って平均を出すようなとき、すべてをそのまま書くのではなく、変数にしておけば読みやすくて管理しやすくなります。
「x=10」って、どう読むの?
数学で「x=10」と言うと、「xは10と等しい」と考えるかもしれませんが、**プログラミングでは「xに10を入れる」**という意味になります。
これは「10をxという箱に入れる」と考えればOKです。
int x = 10;
このコードは「整数型の箱 x
を作って、その中に 10
を入れる」というだけのことです。
変数は“日常のメモ”と同じ
たとえば、財布の中の「今の所持金」をメモに書いておくとします。
- 「所持金=5,000円」←これが変数です!
そしてコンビニで買い物したあと、「所持金=3,200円」と書き直す。
このように、状況によって中身が変わる情報=変数なんです。
まとめ|変数は“変えられるメモ”のようなもの
変数とは…
- 情報を入れておくための「名前のついた箱」
- 中身(値)は途中で変更できる
- 「x=10」は“xに10を入れる”という意味
- 難しく考えすぎず、日常の例に置き換えるのがコツ
変数はプログラミングに欠かせない基本ですが、仕組みさえ理解すれば怖くありません。
実際に使いながら「こういうことか!」と感覚で覚えていきましょう。
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