はじめに|見た目だけじゃない「使いやすさ」のプロ
アプリやWebサイトを使っていて、「なんか使いづらいな…」と感じたこと、ありませんか?
逆に「これ、めちゃくちゃ使いやすい!」という体験もあるはず。
その「使いやすさ」「心地よさ」「スムーズさ」を考えて設計する仕事が、今とても注目されています。
今回は、UX/UIデザイナーとメタバース教育コンテンツ開発者という、“人の体験をデザインする”2つの仕事を紹介します。
① UX/UIデザイナー|“使いやすさ”を科学するデザインの仕事
● どんな仕事?
- UI(ユーザーインターフェース):ボタンの位置やデザイン、文字の大きさなどの「見た目」
- UX(ユーザーエクスペリエンス):アプリを使ったときの「体験全体」
UX/UIデザイナーは、この両方を考えて、ユーザーがストレスなく目的を達成できるように設計する人です。
例:「ネット注文アプリで“戻る”ボタンが見つからずイライラ」←UIが悪い
例:「アプリが気持ちよく動いて買い物がスムーズ」←UXが良い!
● 年収の目安と背景
- 初級デザイナー:400〜600万円
- UX設計+リサーチも行う上級者:700〜1000万円以上も
スマホアプリやWebサービスがどんどん増える中、「使いやすさ」の専門家は引く手あまた。
● どうやって目指す?
- デザインツール(Figma, Adobe XDなど)の操作を覚える
- UXリサーチの手法(ユーザー調査やプロトタイピング)を学ぶ
- HTML/CSSの基礎知識もあると◎
✅ 美術系出身でなくてもOK!「ユーザー目線」がなにより大切です。
● 向いている人
- 人の気持ちを想像するのが得意
- 細かい気配りができる
- アプリやサービスを使うのが好きな人
② メタバース教育コンテンツ開発者|“仮想世界で学ぶ”をつくる仕事
● どんな仕事?
「メタバース」とは、VRなどを使って人が集まれる仮想空間のこと。
最近では、学校の授業や企業研修もメタバースで行われることが増えてきました。
メタバース教育開発者は、その**“学べる空間”や“教材”を企画・制作する人**です。
例:プログラミング教室をVR空間で開催/歴史の授業を仮想遺跡で体験 など
● 年収の目安と背景
- VR教育企画職:450〜700万円
- コンテンツ開発スキルがある人は:800万円超も
教育×メタバースはまだ成長途中の分野。“早く始めた人”がチャンスをつかみやすいです。
● どうやって目指す?
- UnityやBlenderなど3D制作ツールを使えると有利
- 教材設計・授業デザインの知識も役立つ
- VR系イベントや教育プロジェクトへの参加も◎
✅ プログラミングと教育、両方に興味がある人にぴったり!
● 向いている人
- 教えることが好き
- 新しい技術にワクワクするタイプ
- チームでアイデアを出し合うのが得意な人
まとめ|人の“体験”をよくする仕事は、もっと増える
ボタン1つの配置、色の組み合わせ、画面の流れ、VRの中での動き方…。
すべては「人が気持ちよく使えるかどうか」を考えた“設計”の結果です。
この分野は、見た目+しくみ+人への思いやりがすべて合わさる、まさにテクノロジーと感性の融合。
これからも、もっと多くの場所で必要とされる仕事です。
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